こんにちは。「GenAI ABC - 生成AIのやさしい教科書 -」の運営者、山田 翔です。
X(旧Twitter)を使っていると、最近「Grok(グロック)」というAI機能のボタンが目につくようになりましたね。Xの新しい機能として注目されていますが、中には「xのグロックいらない」「ボタンを非表示にしたい」「Grokの表示が邪魔」と感じている方も多いかなと思います。
また、「自分の投稿データがAI学習に使われるのはちょっと…」と、GrokのAI学習を拒否したい、設定をオフにしたいというプライバシーに関する不安もあるかもしれません。
この記事では、そんな「xのグロックはいらない!」と感じている方のために、GrokのAI学習をオフにする設定方法や、Grokボタンを消す方法(非表示にできるか)について、現在の仕様を分かりやすく解説していきますね。
この記事でわかること
- GrokのAI学習をオフにする具体的な設定手順
- Grokのアイコン(ボタン)を非表示にできるか
- 設定がうまくいかない時の対処法
- Grokの基本的な機能とメリット・デメリット
xのグロックがいらない!設定方法の解説

まずは、「x グロック いらない」と感じる主な理由と、それに対応する具体的な設定方法について見ていきましょう。特にプライバシー設定は重要なので、しっかり確認しておきたいですね。
x旧twitterのgrok表示を消したい
X(旧Twitter)のタイムライン下部にあるGrokアイコン、確かに少し目立ちますよね。「この表示、邪魔だな…」と感じる方も多いと思います。
このGrokアイコンの表示ですが、結論から言うと、無料プランのユーザーが公式機能で非表示にする方法は現在のところ提供されていないようです。
有料プラン(X Premium)ユーザーの場合
Premium(旧Twitter Blue)に加入している場合は、ナビゲーションバーをカスタマイズする機能が使えます。これを利用すれば、Grokのアイコンを非表示にすることが可能です。
- Xアプリのメニューから「プレミアム」を選択
- 「設定(またはPreferences)」へ進む
- 「カスタムナビゲーション」をタップ
- 「Grok」のスイッチをオフにする
無料ユーザーにとっては少し残念なお知らせですが、仕様変更の可能性もあるので、最新情報を待ちたいところですね。
aiのデータ学習をオフにする設定
「Grokの表示はともかく、自分の投稿データがAI学習に使われるのは不安」という方は、必ずこの設定を確認してください。
Grokはデフォルトで、ユーザーの投稿やGrokとのやり取りをAIのトレーニングに利用する設定になっています。これは簡単な手順でオフ(拒否)にすることが可能です。
Grokの学習をオフにする手順
- Xのメニュー(自分のアイコンをタップ)を開きます。
- 「設定とプライバシー」を選択します。
- 「プライバシーと安全」に進みます。
- 「データ共有とカスタマイズ」のセクションにある「Grokとサードパーティコラボレーター」をタップします。
- 「公開データに加えて、GrokおよびxAIでのやり取り、インプット、結果をトレーニングと調整に利用することを許可します」という項目のチェックを外します。
これで、あなたのデータがGrokの学習に使われるのを停止できます。プライバシーが気になる方は、今すぐ設定を見直してみることをおすすめします。
また、同じ画面で「会話履歴を削除」することも可能です。過去のやり取りが気になる場合は、こちらも合わせて実行すると良いでしょう。
twitterで非表示にできない時の対処
「AI学習の設定をオフにしたのに、なぜか元に戻ってしまう!」という現象が一部で報告されているようです。これは困りますよね。
設定が反映されない・戻ってしまう場合
この問題については、以下のような対処法が報告されています。
- アプリやブラウザのキャッシュをクリアする:一度キャッシュを削除してから、再度設定を試してみてください。
- 別のデバイスから設定する:スマホアプリでうまくいかない場合、PCのブラウザ版Xから設定すると反映されることがあります。(逆もしかりです)
- アプリを最新版にアップデートする:古いバージョンのアプリを使っていると、不具合が起きる可能性があります。
- 生年月日設定の確認:これは少し意外ですが、プロフィールの生年月日が正しく設定されていないと、Grok関連の設定がうまく機能しない場合があるようです。
特に、設定が勝手にオンに戻る問題はサーバー側の不具合の可能性も考えられます。時間を置いて再度確認することも大切ですね。
grokの基本的な使い方
「いらない」と感じる前に、GrokがどんなAIなのか、基本的な使い方を知っておくのも良いかもしれません。
Grokは、イーロン・マスク氏の別会社xAIが開発した対話型AIです。ChatGPTやGoogleのGeminiなどと同じ「生成AI」の仲間ですね。
使い方は簡単で、XのGrokタブを開いて、チャット形式で質問やお願いごとを入力するだけです。
Grokの主な特徴
- リアルタイム情報に強い:X上の最新の投稿やトレンドを学習しているため、「今」起きている話題について強いのが最大の特徴です。
- ユーモラスな回答:「Fun Mode(ファンモード)」という設定があり、他のAIよりも皮肉やウィットに富んだ回答をしてくれることがあります。
- 多機能:テキストの作成、要約、プログラミングコードの生成、画像解析なども可能です。
Xの検索機能の延長線、あるいはもっと賢い対話相手として使うイメージかなと思います。
xのgrokと他AIとの違いを比較
Grokと他の有名なAI(ChatGPTやGeminiなど)との一番の違いは、やはり「Xのリアルタイム情報にアクセスできること」これに尽きると思います。
例えば、ChatGPTは少し前の情報までしか学習していない場合がありますが、Grokなら今まさにXで話題になっているニュースやトレンドについて要約・解説させることが可能です。
一方で、「いらない」と感じる理由にもなっているプライバシーの懸念は、Grok特有の問題とも言えます。
| AI名 | 主な特徴・強み | 注意点(弱み) |
|---|---|---|
| Grok (xAI) | Xのリアルタイム情報に強い、ユーモア | データ学習の懸念、会話漏洩のリスク(過去に報道あり) |
| ChatGPT (OpenAI) | 汎用性が高い、文章作成能力、プラグインが豊富 | リアルタイム情報に(比較的)弱い、情報が古い場合がある |
| Gemini (Google) | Google検索との連携、Gmailやドライブなど他サービスとの連携 | 回答が画一的になる場合がある |
どのAIにも得意・不得意があるので、目的に合わせて使い分けるのが賢い使い方かもしれませんね。
xのグロックいらない派が試すべきGrok機能
「設定はオフにしたけど、せっかくだから少し触ってみようかな」という方のために、「いらない」派にこそ試してほしい、Grokの便利な機能を紹介します。もしかしたら、Grokへの印象が変わるかもしれませんよ。
ニュース要約機能の活用法
Grokの最大の強みは、X上の膨大な情報(ポスト)をリアルタイムで処理できることです。
例えば、「今、Xで一番話題のニュースを3つ要約して」とか「〇〇(特定のトピック)に関する最新の議論をまとめて」といった使い方です。
Xのタイムラインを延々とスクロールしなくても、Grokが代わりに情報を収集・要約してくれるので、情報収集の時間が大幅に短縮できる可能性があります。これは、従来の検索機能では難しかった使い方ですね。
画像生成の具体的な手順
Grokには、文章から画像を生成する機能も搭載されています。これも無料で試すことができますよ。
使い方は、Grokのチャット画面で「〇〇の画像を生成して」と日本語で指示(プロンプト)を送るだけです。
例えば、「夕焼けの空を飛ぶ猫の画像を作成して」のように入力すると、AIが画像を生成してくれます。
無料プランの制限に注意
Grokの無料プランでは、機能にいくつかの制限があります。画像生成に関しても、「1日3回まで」といった回数制限が設けられているようです(2025年11月現在)。
また、画像解析(画像をアップロードして質問する機能)も同様に制限があります。本格的に使うには有料プランへのアップグレードが必要になるかもしれませんね。
Grok利用時のQ&Aまとめ
Grokに関して、皆さんからよく寄せられる疑問について、Q&A形式でまとめてみました。
AI学習をオフにしたら、Grokは使えなくなりますか?
いいえ、使えなくなりません。AI学習をオフにしても、Grokの機能自体は通常通り利用できます。あくまで「あなたのデータがAIの改善に使われなくなる」という設定です。
Grokの学習をオフにすると、スマホの動作は軽くなりますか?
一部のユーザーからは「軽くなった」という報告もあるようですが、Grokの処理は主にXのサーバー側で行われているため、スマホの動作への直接的な影響は限定的と考えられます。動作が重い場合は、アプリのキャッシュクリアなど、他の対処法を試す方が効果的かもしれません。
Grokでプライベートな会話をしても大丈夫ですか?
推奨しません。過去にはGrokの会話がGoogle検索で閲覧可能になっていたという重大な漏洩事件も報告されています。AI学習をオフにしていても、個人情報や機密情報を入力するのは避けるべきです。
無料でGrokを試したい人へ
Grokは、以前は有料プラン限定の機能でしたが、2024年12月頃から無料ユーザーにも開放され、基本的な機能は誰でも試せるようになりました。
ただし、前述の通り無料プランにはいくつかの制限があります。
無料プランの主な制限(目安)
- 質問(メッセージ)回数:2時間あたり10~20回程度
- 画像生成:1日3回まで
- 画像解析:1日3回まで
「ちょっと試してみたい」というレベルであれば、無料プランでもGrokがどんなものか体験するには十分かなと思います。制限が気になるようであれば、他のAIツール(ChatGPTやGemini)と併用するのがおすすめです。
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高品質SEO記事生成AIツール【Value AI Writer byGMO】xのグロックがいらないと判断する前の総括
ここまで、「xのグロックはいらない!」と感じている方向けに、設定方法や機能について解説してきました。
Grokは、Xのリアルタイム情報にアクセスできるという強力な武器を持つ一方で、プライバシーに関する懸念も残るAIだと感じます。特に、設定が勝手にオンに戻る不具合が報告されている点は、X(xAI)側に早急な改善を求めたいところですね。
最終的にGrokを使うか使わないかは、個人の判断になりますが、以下の点は押さえておくと良いでしょう。
Grokとの付き合い方 まとめ
- プライバシーが最優先:AI学習機能は基本的にオフにし、定期的に設定を確認する。
- 機密情報を入力しない:Grokとの会話で個人情報や秘密の相談は絶対にしない。
- 使い分ける:リアルタイムの話題はGrok、一般的な調べ物や文章作成は他のAI、と使い分ける。
- 表示は割り切る:無料プランの場合、アイコン表示は(今のところ)割り切るしかないかもしれません。
この記事が、皆さんがGrokとどう付き合っていくかを考えるための一助になれば幸いです。